1 月 31 日 ∞-自然同型の特徴づけ
14:17 : が -圏かどうか迷いましたが,普通に なので -圏でしたね
15:32 : 自然同型が各点で同型であるとして特徴づけられることの -圏版を追った。 だけど,問題になっている主張を示すには というクラスに属する射が,特定の "良い" lifting problem に対しては inner fibration に対して LLP をもつ,ということを示せばよい。この "良い" という条件の 1 つには,Joyal extension theorem での「horn の <0,1> 部分が同型」という条件の "pushout product" 版のようなものがあって,この条件は「自然変換が各点で同型」という条件に対応する。これによって,実際に Joyal extension theorem を使ってリフトを作って,そこから元の lifting problem の solution を作ることができる。
- 超越的な(Zorn の補題を使う)議論によって に関する問題を に関する問題に帰着できる。
- "良い" 条件のうち上で書かなかったもの,つまり四角の図式の下の射 というのが射影との合成 としてかけるという条件を使うことで,inner fibration は -圏の間の inner fibration としてもよいことがいえる。
- クラス に属する射 は,left horn を pushout してできた射たちの有限回の合成としてかける( Lemma 4.4.4.7 (01DN)—Kerodon )。つまり の間は filtration として分割できて,各段階は left horn を pushout してできているということ。
- そうすると が -圏の間の inner fibration に対して LLP を持つことをいうには,リフトを filtration の各段階に対して帰納的に構成していけばいいことになる。
- この各段階での構成は,3. で述べた の filtration への分解によって,left horn が に対して LLP を持つことをいう lifting problem に帰着する。inner horn の場合は自明なので の拡張を考えればよいわけだが,ここで現れた lifting problem(の四角の図式)は,"良い" 条件のうち上で書いた方により Joyal extension theorem の仮定をみたす,つまり の への制限が同型射となっている。
- よって,これと が -圏の間の inner fibration だったこと(2. を見よ)と合わせれば,Joyal extension theorem が適用でき,リフトが構成できる。そうして 4. の帰納的構成が遂行できる。